ビジネスを展開するときには、多くの人がこれなら儲かりそうだということをきっかけにして始めるケースが多いことは確かです。
人間、何か収入を得る手立てをしないと生きていけないわけですから、このことは一概に悪いとは言い切れません。
ホストクラブの場合も他のビジネス同様利益確保は目指すところですが、これも他のビジネス同様何らか社会に貢献するとか、お客様のお役に立つという点が欠けていると長続きはできません。
儲けだけに走り、やるべきことをやらないということになり、その結果顧客本位がどこかへ行ってしまい、帳簿合わせとか、マージン率とかに関心が集まり、ひいては提供する品物のグレードダウン、誤魔化し、不明な会計というようなところに繋がりやすくなります。
そうなると、お客様が敏感に感じ取るところとなり、お店はいずれ閑古鳥が鳴くということになってしまいます。
このことは、他のビジネスモデルにもみられることで、経営者が肝に銘じておくべき大切なビジネスの基本中の基本ということができます。